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ちょっと重い話ですが...

今日はちょっと長くなります

少し重い内容です。前書きしておきます

実は去年の5月、妊娠発覚直前に子宮頚癌検査を受けました

確か8月に(検査から3ヶ月後...時間かかり過ぎ)検査の結果が送られてきた時、再検査になりドキッとしました

シエナで妊娠検査などを診てもらっている産婦人科の先生に

子宮癌系に強いフィレンツェにいるスイス人女医を紹介してもらい

彼女に詳しい検査をしてもらいました

検査結果は、子宮頚癌の前段階

子宮頚癌の手前の段階には、

軽度異形成(CIN1), 中等度異形成(CIN2)、 高度異形成・上皮内がん(CIN3)の3ステップがあります

私はそれのCIN2でした

とりあえず出産に問題は無いということで、出産まで3ヶ月毎の検査を続けました

そして無事出産

出産後は産後6週間の検査をするように言われていたので、その通り検査をしました

この子宮頸癌の前段階CIN2までは症状の軽減や自然消滅することがあるので様子見でした

しかし産後の検査の結果は、変化無しでCIN2

産前との変化は見られないということでした

そこですぐに子宮頚部円錐切除の手術の日取りを決めました

日本に比べてヨーロッパや欧州はこの手術を積極的に行います

そして5月22日にこの手術を受けました

子宮の入り口の部分を切り取る手術です

その切り取った部分をまた臨床検査にだします

その結果が昨日届きました

なんとCIN3の高度異形成・上皮内がんにグレードアップしていました

とりあえず今はまだ先月した子宮頚部円錐切除術の影響で出血もあるし

(先日かさぶたが取れて大量出血したので、病院へ行きました)

その出血が落ち着いたら再検査をして、もう少し大きく子宮を切るか

全摘出の可能性もあるということを言われました

というのが今の状況です

正直これまでの経過の中で一番ショックで泣いたのは、子宮頸癌に引っかかった時

イタリア語で送られて来る検査結果を日本語に直しながら読んでいて

色々調べて

妊娠中だったし、一気に不安に襲われました

自分は家族を残して死ぬのかな、とかいらない心配までして泣きました

主人が凄く優しくて、また泣きました

そこからは現実を受け止め、もっともっと色々調べて状況を認識

手術をすることは、問題点を取り除くことになると思ったので前向きでした

ただ今回グレードが上がっていて、正直ショックでした

私の場合はもう3回出産を経験しているので

子宮の温存を強くは希望してはいません

本当はもう一人子供が欲しかったですが

今はもう生まれてきている命を育てなきゃいけないし

そんなわがまま言っている場合ではないし

今はまだこんな状況でこの先どうなるのか不安と戦っていますが

早く検査をして、今後のことを決めて

やるべきことをやってこの状況を克服したいです

とにかく近くでいつもどんな時も100%支えてくれる、優しい主人

自分のことを犠牲にしてまで、家事と子育てを手伝ってくれる義理両親に感謝しかありません

本当に恵まれているなぁと

もし病気になって、心身を支えてくれる家族がいない人の絶望感を想像すると心が痛いです

今は少しづつ子供達とお散歩に行ったり体を軽く動かして、早く子供達と自転車に乗ったり走ったりしたいです

今まで大きな怪我や病気をしたことが無かったので、正直自分が子宮頸癌検査に引っかかるなんて全然思ってもみなかった

30代に入り、自分だけじゃなくて周りでも体に変化があるのは当たり前なんだと感じているこの頃

子宮頸癌は特に早期発見でかなり有効な治療があるので

検査をサボっている方がいたら是非、定期検査を受けていただきたいです

私も授乳が落ち着いたら乳がん検査や人間ドッグを受けたいと思っています

by toscanature | 2020-06-13 17:30 | 子宮頸癌

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by Kae Ikeda